N様邸のレンガのお話…。
こんにちわ
横浜・川崎を中心に外構とお庭のデザイン&施工の会社(有)新建エクスプランニングの渡部です。
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こんにちは♪ 今日はレンガのお話をさせて頂きます♪
写真は、2018年春に施工させて頂きました、相模原市のN様邸のファザードです。
お若いご夫婦のご要望を伺い、塗り壁とラフ系のレンガで仕上げたヴィンテージウォールです。
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このファザードで使用されたレンガは2種類
SBICという会社の『ロイヤルバインブリック(230×110×76)』のタイプ2(ラフ系)の サングリエとカシミールを7:3の比率で混色し、ウォールの笠木に使用したレンガは『RB-120【補強レンガ】240×150×50)』のプラリーヌとネーグルを同じく7:3の比率で混色しました。
『ロイヤルバインブリック』のタイプ2(ラフ系)のレンガはラフ系という通り、レンガ1本1本の角が取れ丸くなっており、最初からヴィンテージレンガ風の仕上になっているレンガです。
柔らかな、やさしい雰囲気のデザインにしたい時によく用いられます。
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レンガにはそれぞれに積み方や、見せたい面を化粧面としてするそれぞれの積み方名前がついています。
JISレンガ(日本製の規格のレンガ)の一般手的な大きさは(210㎜ × 100㎜ × 60㎜)なのですが、この210㎜×100㎜の一番大きな面を床に垂直にレンガの厚み(60㎜)を奥行きに組む積み方は『柾平張積』と言います。
また、こちらは小口面(100㎜×60㎜)を上端に、長手面(60㎜×210㎜を化粧面に、レンガの厚み(100㎜)で積む方法です。
小さなア-ルを作りたい時や、比較的土圧がかかる場合に取り入れられる積み方となります。
また、このヴィンテージウォールの笠木に用いたレンガは『笠木用』として作られた特殊な大きさのもので、240×150×50㎜あります。
このレンガを半分に切断し、150㎜を奥行き方向に積んだものは『小口半丁(一枚積)』と言います。
CB120でウォールを造作した時には、この150㎜の奥行きというの「笠木」としては機能的にも意匠的にも美しい結果をもたらします。
如何ですか!?なかなか素敵なファザードでしょう(笑)!
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最後の2枚は後日談となりますが、昨年の台風で柾平張積下まで道路が浸水してしまい、
悲しい事にウォール前の花壇がすべて根こそぎ・土ごと流出してしまいました。
そのため、道路より花壇を上げたいというオーダーから、花壇縁を付させて頂きました。
た。
こちらの花壇は奥行きがあまりないので、もともと使用していた『ロイヤルバインブリック(230×110×76)』のタイプ2(ラフ系)では、76㎜の厚みがあるので、花壇がかなり狭くなってしまうため、『ロイヤルバインブリックペイバー』という、大きさ230×114×50の基本敷くことを目的として作られたレンガで縁取ってみました。
こちらにはラフ仕上げのものはなくエッジが直線なので、普通に積むと『かっちりたつまらない花壇』になってしまうので、柔らかなヴィンテージウォールの佇まいを損わないように天端をランダムに積んでみました。
レンガは積み方や目地の色なので、印象やイメージを変える事が出来ます。
その場所場所にコーディネートする楽しさを与えてくれる『素材』です。
今日も、素敵な一日を♪
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May the seasons you spend (together) add colors to your life.
これから共に歩む季節があなたの人生に彩りを与えますように。
素敵なGARDENライフを★
GARDEN&エクステリアデザイン―新建エクスプランニング―Chinatau Watabe
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