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頭上から〇〇〇が降ってきた!その2
こんにちわ ♡💙💙💙♡ ♡💙💙💙♡
横浜&川崎を中心に外構とお庭のデザイン&施工の会社(有)新建エクスプランニングの渡部です。
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この秋は2023年に続きブナの実りが悪く、熊による被害が全国的に広がっていて、ついには北海道の「ヒグマ被害」を凌駕し、「ツキノワグマ」による被害数が激増しました。

ツキノワグマ(成獣)
連日のニュースで、熊による被害でお亡くなりになられた方…お怪我に遭われた方…。
お互いに不幸で、本当に悲しい事故としか言い得ません。
熊は熊で、これから迎える厳しい冬に向けてエネルギーを蓄える事に精一杯。
人は人で、日常生活を送っている生活圏内で遭われた事がほとんどです。

野生動物との遭遇がトラウマになってしまった方もいらっしゃると思います。
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被害地域に暮らす方々が「これまでに経験したことのない」事であるのと同時に、本来山で暮らす熊たちにとっても経験したことのない、「苦しく辛い、夏~秋」だったと思います。
2024年が全国的にブナが豊作であったために、今年生まれの子熊は多産であったそうです。
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幼獣(ツキノワグマ)
被害地域で今一番恐れられているのは、母熊が射殺され辛うじて幼獣のみ(子熊)が生き残ってしまった場合だそうです。
母熊から教えられるはずの【冬眠】を知らないままに冬を迎え、冬の間中も街中を徘徊する幼獣がアーバンベアーとして冬を迎えてしまう事なのだそうです。

幼獣(ツキノワグマ)
ただ、その幼獣の多くは『冬を乗り越える術』を知らない訳ですから、冬を越せずに命が潰える個体は少なくは無いと思います。
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ただですね…。とても残念に思う事もあります。
山登りとか、山菜取り…キノコ狩り…と言う「レジャー?」で熊の被害に遭われた方もいらっしゃいました。


私はキノコ探しが好きですが、山で「探す」という行為は「お宝さがし」みたいで、大人でもワクワクしてしまいますし、収獲出来た喜びは何ものにも代え難い「充実感&達成感」があるから、楽しいのもわかります。でも、こういう【非常事態】という状態ではやはり山へ入るのは控えますし、慎重に行動します。
お互いに不幸にしかならない出会いは避けたいので…。
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特に秋は落葉し始めると、「熊棚」が良く見えます。

地上10mほどの高さに枝を集めて、50㌢四方くらいの「巣?」を架けます。
『熊棚』を知らない人にとっては、きっと、『ずいぶんと大きな鳥の巣だな~~?』って、思うと思います(笑)。
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私が熊の存在に気付く時の多くは、頭上から強風でも無いのに「枝葉」や「花びら」がパラパラ落ちてきた時です。

頭上をサルが行くときは、ゆさゆさ&バサバサと枝が揺れる音と同時に、サルの嬌声がします。実に賑やかです。

頭上で鳥が採餌している時も、ハラハラと花びらは落ちてきますが、「葉や枝」まで落ちてくることは稀ですし、鳥たちの場合もサルと同様に「声」でその存在を知ることが出来ます。
1頭につき、1か所の「熊棚」では無いので、こんなところにも『熊棚が!』と…。意外と近くに住んでいるのだなぁ~と感心することもありますよ。

熊がよく「熊棚」をつくる樹
イヌブナ
ウワミズザクラ
クリ
コシアブラ
コナラ
ブナ
ミズキ
ミズナラ
ヤマザクラ

イヌブナ“Fagus japonica”
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ツキノワグマは『視力』があまり良くありませんので、眼が見えない分とても『臆病で慎重』な動物です。
臆病だからこそ、外敵から身を守るため、落ち着いてゆったりとした時間を過ごすために、樹に登るのです。
その昔彼らにとっての「外敵」オオカミでしたが、ニホンオオカミは『1905年(明治38年)に絶滅』しています。
絶滅して120年が経過しているのに…今もなお、彼らは樹に登りますが、もちろん、人との遭遇を避けるためという意味合いもあるでしょう。

ミズナラ“Quercus crispula”
熊棚は、熊がリラックスしてブナの実やどんぐりを「お食事」をするという場所なので、彼らの居住スペースの1つです。
人間でいる「ダイニング&リビング」とか「お気に入りのカフェ」と言う感じでしょうか…。
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人間は「危険な状況」を知らない訳ではありません。だからこそ、熊との遭遇を回避する為に、出来る事があると思います。
臆病な彼らにとって人が暮らす街へ下りて来る事自体、【深刻な飢餓事態】であり、【非常状態】であるからこそなのです。

世界中の争いも…熊による被害も…1日も早く収束する事を切に願います。
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今日も素敵な1日を!

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May the seasons you spend (together) add colors to your life.
これから共に歩む季節があなたの人生に彩りを与えますように。
素敵なGARDENライフを★
GARDEN&エクステリアデザイン―新建エクスプランニング―Chinatau Watabe
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