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庭の生き物たちが活動し始める春へ・・・
3月に入りました!わたくし(渡部)が暮らす高尾でも、バードバスの水が凍らない日がだんだんと増えてきて、ひと安心しています。
とはいえ、この冬を振り返ってみると、植物たちや生き物たちには(人間含む)厳しい寒さの冬だったかな~って思います。
例年なら寒空の下でもかわいいお顔を見せてくれる 『ビオラ』 や、冬にカラーリーフとしてその存在感を楽しめる、長く育ててきた 『ヒューケラ』 も寒さでぐったりしていたり、葉が凍傷になってしまったりと、さまざまな事件がございました。
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ひなまつりも過ぎ、本日3月5日は、二十四節気 「啓蟄(けいちつ)」。 冬眠していた動物たちが活動し始める春へと確実に近づいていますね~
江戸時代に作られた 「暦便覧」 では、啓蟄の事を 「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」 と説明されています。
七十二候では 「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」 になりました。 これは、徐々に気温があがり、時にぽかぽかと降り注ぐ春の陽気に誘われて、土の中で冬を過ごした虫たちが姿を現し始める事を指すそうですが・・・、啓蟄との違いは?う~ん。わかりません(笑)♪
冬の間、多くの虫は冬眠しています。でも、3月に入るとあたたかい陽だまりの中に、キラキラと光るユスリカや、アブラナ科の花の上をひらひらと舞うモンシロチョウを見かけたりするようになります。
太陽暦では3月の5日か6日(今年は5日)に当たり、天文学的には太陽の黄道が、345度になったときを指すそうです。
チョット調べてみましたら、立春は315度 ● 雨水では330度 ● 春分の日には0度になります。
だから春分けの日なのですね~。
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先日 『関東地方、1日に春一番吹く』 関東地方でも春一番が吹いたようですが、立春を過ぎてから初めて鳴る雷のことは、 「初雷(はつらい)」。 この季節に鳴る 「春雷(しゅんらい)」 のことを 「虫出しの雷」 と言ったりもするようです。
春めいてくると、気候もどこか不安定になり、大風が吹き『春の嵐』になったりしますね。春によく見られる雷は、寒冷前線が通過するときに生じるもの。
「春雷」 は、春の季語のひとつにもなっています。
時に雹(ひょう)を降らせるこの雷の合図にびっくりして、冬ごもりの虫や小動物たちが眠りから覚め、活動を始めると考えられていたようです。ちょっと面白いですね!
ああ、ただし生き物たちには、命がけな出来事に違いないので、笑ってしまってはいけませんね。すみません。
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実際に小さな生き物たちが冬眠から目覚め活動を始めるのは、その日の気温が5度以下に下らないことが条件なんだそうですが、北国ではもう少し先の話になりそうです♪
漂ってくる春の陽気に誘われ、地上にあふれる生命力。すべてが生き生きと活動を始める季節がやってきました。
『三寒四温』 と徐々に春となるこの季節、なんだかわくわくしちゃいます~。
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