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***シンボルツリーを選ぶ時***
お客さまとお話しをしていて、よく話題にあがることがあります。
『シンボルツリーをどうしよう・・・』っと.
お家のイメージを左右するシンボルツリー。
庭の場合にはスペースや立地条件・環境等の関係もあり、どんな木を選んでいいのか、なかなか悩むところですが、わたくしはまず、「冬に葉っぱがある樹がお好みですか?」と伺わせて頂きます。つまりシンボルツリーは「常緑樹と落葉樹のどちらをイメージされていますか?と。
家や庭全体の印象を決めるシンボルツリーには、さまざまな役割があります。外から家を見たときの外観を引き立てる美しさだけではなく、家の中から外を眺めたときの景観も美しく演出してくれますし、庭の植物に高低差をつけることで、平坦になってしまいがちな小さな庭にも奥行きや立体感を持たせ、また広く見せる効果も期待できます。
ただ、どんな樹を植えるにしてもお客様のライフスタイルに合わない樹や、せっかく『シンボル』として迎えるのだから、愛されなくては樹にもお施主さまにもストレスになります。
お悩みの最大の要因は「葉っぱのお掃除!」、お掃除が楽だから「シンボルツリーは常緑樹!」とお考えの方も多いのですが…。本当に常緑樹はお掃除が楽なのでしょうか?
わたくしのアドバイスは「こまめにお掃除出来る方なら常緑樹はおすすめ」ですが、年に数回しか手を掛けたくないのなら、「落葉樹の方が断然お掃除は楽ですよ」と申しあげています。
「なんで、落葉樹が楽なの?』って不思議に思われましたか?
常緑樹は一年中緑が愉しめる魅力的な木ではありますが、そのかわり葉は一年中ハラリハラリと古い物から順番に葉が落ちます。
また、新芽が展開した5月~6月には、結構な量まとめて葉が脱落します。
つまり、ハラリハラリ&どっさり葉っぱが落ちます、そのため、こまめなお掃除が一年中必要になります。
落葉樹は通常11月~12月、樹種によって異なりますが、ご存じのとおり一気に「ごっそり」と落葉します。多くは約2週間の間に、脱落する樹が殆どです。つまり、この約2週間だけお掃除すればいいのですよ。私は断然!後者の「落葉樹」の方が年間のお手入れは楽だと思っています。
まあ、お掃除はともかく((笑))!冬に葉っぱがあった方がいいのか、なくても良いのかをまずイメージしてみて下さい。その上で、植栽される環境と目的、場所等を鑑みれば何がベストな『シンボルツリ-』になるのか、答えは絞れてきますよ♪
Let’s enjoy the garden!
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