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隣の芝生は何故青い!? The grass is always greener on the other side of the fence
「隣の芝生は何故青い?」
英語のことわざ”The grass is always greener on the other side of the fence.”の和訳です。
日本では、『隣の花は赤い』という表現も生まれていたようですが、高度成長期の日本では、芝生のある一軒家が、『理想の家・お庭』のイメージだったのでしょうね。花ではなく『芝生』が定着しました。
さて、他人の何かを羨ましく思ったり、時に嫉妬したりすることの例えで、よく使われるこの言葉ですが、そもそもなぜ『隣の芝生が青く見える』のでしょうか?
芝生の手入れって、雑草駆除や定期的な芝刈り、施肥などに以外と時間が掛かります。
おそらく、経験者にしかわからないかもしれませんが(笑)!
芝生のお庭は芝を張ればそれでオシマイではございません。くりかえし手間と時間を掛けた結果、美しい青々とした芝生の庭を生み出す事が出来るのです。青く美しい芝生のお庭に見えるのは、ただただ、毎年毎年、芝生管理に必要な作業を淡々と繰りかえし行っているのではないでしょうか?
私自身、お隣のKさんから『渡部さんは本当にお庭を綺麗にしてるよね~。芝生もとてもきれいだし~♡』とよく声を掛けられます(笑)。
この芝生のお庭は約13年もの年月が経過しています。
一年を通して何かしらの作業・芝の管理を行っておりますが、大変だと思った事はあまりありません。
自分が管理しやすい大きさで、極力時間を掛けずに『美しさ』を保つ事をだけを心掛けているだけです。
強いて言えば、梅雨明け後の『灌水作業』と『芝刈り』は暑さと蚊との戦いなので、大変と言えば大変ですが、それでも、自分の庭には美しい芝生があってこそ、花や樹木が活きてくると思っていますし、心地よい芝生お庭は私に心の平穏も与えてくれます。
植物は結果を必ず返してくれるので、努力の結果は実ります。小さなことの積み重ねでしか、『美しさ』を保つ事は出来ません。
けれども、最近では管理が楽に済む芝なるモノが巷を賑わしていますが、管理が楽な芝って?いったい何でしょう?
グーグルで検索をかけるとまず『省管理型改良コウライシバ』として売られているTM9(ティーエムナイン)は、あのトヨタ自動車が開発した、高麗芝の品種が引っかかってきます。
TM9(ティーエムナイン)の最大の特徴は草丈が伸びにくく、従来の1/3〜1/2しかないことです。結果的に芝刈り回数を減らす事ができ、生長量が少ないので、在来種よりもより緻密で高密度な濃い緑色の美しい芝生になります。管理に掛かる時間を減らす事が出来るところが、最大の魅力でしょう。
実際に植えた人の感想を聞いてみると、『楽になった』というご感想を頂く事がありますが、その感覚に慣れてくると、そもそも『芝の手入れがめんどくさくなってきた』と仰る方も少なくはありません(笑)。つまり、芝を管理しなくちゃという緊張感がなくなってしまうという、副産物(?)もある様です。
また、野芝の改良品種、踏圧にも耐え丈夫な『キリシマターフ』も葉の長さが極めて短く、葉が横に這うほふく性が強いため、芝刈りの回数は野芝に比べて少なくでき、手入れが楽な芝生です。
踏み付け等のダメージに強いのはTM-9よりキリシマターフです。キリシマターフは、野芝種の特長を維持しながら、高麗芝の性格も持ち合わせています。葉の色が濃緑で、密生度の高いターフは踏圧にも強く、美しい芝生地を形成します。 また葉の生長が遅く、刈り込みの頻度が少なくてすみ、維持管理にかかる手間を最大限に抑えた品種ですが、夏期の繁殖能力が旺盛で、スポーツ広場や公園にも向いています。
両者ともに『管理が少なくて済む』のが最大のメリットではございますが、それぞれの特性に応じた管理はいずれにしても必要です。
芝生は一度植えたらなかなか植替えは難しいです。
芝にとって大切なのは
- 陽当り
- 水はけ・通気性の良い土壌
- 灌水管理
- 定期的な雑草防除
- 芝刈り
でしょうか?生き物ですから、基本に忠実に、成長の度合いに合わせて大切に育てて行きましょう♪
***** The grass is always greener on the other side of the fence *****
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