カビの胞子がついた枝葉が風で移動すると、その移動した枝葉が次の感染源となり、雨や、雨による汚染された土壌のはね上がりでどんどん移ってしまいます。そのため病葉や枯れ葉をできるだけ除去・処分します。病原菌の活動が活発になる、新葉の出始める春から秋にかけて定期的に薬を散布します。
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レッドロビンの伝染病(;’∀’)
こんにちは
座間、厚木、海老名を中心に外構とお庭のデザインと施工の会社
ウッドデッキ・タイルテラスの専門店 (有)新建エクスプランニングの尾林です。
先日、植物の調子が悪いとリピーターさんから連絡を頂き、現場に見に行きました。
調子が悪かったのはこちらの生垣。
良く街中でみる生垣の種類ですね。葉の先の方(新芽の部分)が赤くなる生垣です。
木の種類は「レッドロビン」(バラ科カナメモチ属の常緑低木)
このレッドロビンの一番掛かりやすい病気について書いていきます。
これは・・・「ごま色斑点病」ですね!
5~7月・9~10月のジメジメした時期に起こる伝染病で、原因は糸状菌と呼ばれるカビです(;’∀’)
レッドロビンは垣根に使われるほど密度が多い樹木なので、葉が密になり、風通しが悪くなるとかかりやすい病気です。
しかし、お客様は「年に何回も消毒をしてるんだけど・・・(-_-;)」と
では、どうしてなってしまったのか?それは、適期に症状にあった薬剤を散布しないといけないのです。
殺虫剤も含めて同一農薬の連続使用による耐性で消毒の効果が表れないといった問題もあります。
その様に、薬が効かない時は採光・風通しを良くし、様子を見ます。
風通しや日当たりが悪いと病気の原因のカビが繁殖しやすくなります。すると、5~7月、9~10月の長雨の時期にどんどん被害が大きくなるので、剪定して風通しを良くしたり、株元の掃除や除草を行います。
また、レッドロビンは比較的肥沃な土壌を好みますので、肥料分の無い痩せ地である、排水が悪くジメジメしているなどの土壌の環境を改善します。堆肥など土壌改良剤を株元にすきこむことで、樹木の勢いがつけば病気にかかりにくく、また、かかったとしても樹木全体に広がることを防げます。
しかし、今回は病気に加え、テッポウムシ(カミキリ虫の幼虫)に枝をほとんどかじられてしまってました。
なので、垣根の撤去&ウッドフェンスをご提案していきます(‘ω’)ノ
お客様のお困りごと解決、頑張ります(‘◇’)ゞ
尾林